【全力で攻撃だ】

ゲームの事をなんとなく

無双ユーザーの目線から見た風花無双のアレの話

◼️風花雪月本編と無双に明確な違いがある

シムとアクションとかではなく会話シーンのカメラのアングル。画角です

無双側により色濃くコエテクのソレを感じるので、なにがどう違うのか『無双ユーザーが察した部分』を紹介したい。

※なお個人の感想です

 

◼️具体的に何?どんなとこ?

キャラクターの台詞の裏にある語らない部分、台詞に出ない、言わない、言えない、含みの部分をキャラクターを撮る角度で表しているのですが、これは比較対象が歴代三國無双PS3の無双6からの描き方)になるので無双ユーザーでないと気付けない点だと思う

 

戦国無双で言うと匂わせで序盤は顔を見せない闇今川義元の声が聞こえるシーンなどが分かりやすい例かな?

 

三國無双では、無双6の曹操が亡くなるシーンで、あえて死者の顔を映さず近くで作業をしていた夏侯惇にカメラを向けたり、孔明が亡くなる時にも顔は映さず動かない手を映すなどといった示唆の手法(なお孔明の場合は孔明人形の仕込みもあるので人形側も顔は出ない)が該当します 

 

これらに似た手法やアングルが風花無双にも使われているのです

 

◼️それってどこのシーン?誰?

解りやすいのはフェルディナント。

今回の無双はシェズ、てんてー、各級長の次にフェルディナントがこれでもか!という位に活躍していますが、彼の父の諸行に伴うフェルディナントの心情の変化が、仲間との会話中にも影響し表れている点です。

何気なく見ているとスルーしてしまいがちですが、フェルディナントの心の揺らぎがしっかりと表現されています

 

◼️なんだよそれ、見せてみろよ

※1月末頃にツイッターで垂れたものです

フェルディナントよりまず先に、本編も無双も含みしかないヒューペルトを例に出します。フェルディナントが夜に判例記録を調べている所に様子見と釘指しに来たシーンです。

目を見せない(視界を遮っている方からカメラを向ける)、背を向ける、肯定以外の時、否定や真実や胸のうちが隠されている時は目を撮さない。こういうとこ細かいよな(ここまで抜粋)

これはヒューベルトがヒューベルト父を捕縛した際に『色々あって死んじゃったテヘペロ』って言ってるシーンですが、本編のハンネマン先生との支援会話からヒューベルト父もあるタイミングから闇蠢に乗っ取られていたのでは?と推測出来ます。

しかし無双では五年後までの経緯がなくハンネマン先生とも途中からの合流であり彼からはヒューベルト父に関しての言及がありませんし支援すら消滅してます。ゆえに本編で険悪であったヒューベルトとヒューベルト父の関係が無双ではどうだったのかは誰も知りません。

ではこのシーンには何があるのか。何を意図しているのかという事なのですが、違和感に気付きませんか?

そう、なぜここで『たった今喋ってる最中のヒューベルトの顔を映さないのか?』という点です。黒板五朗なら怒ってます。

ほら、どうして?前から映せばいいじゃんよ。何でだ?フェルディナントが同じ画角にいるわけでも、フェルディナントが居て彼にフォーカスが合ってるわけでもないのにヒューベルトの背中を映して何になる?喋ってるキャラの尻や背を映すのが最近ではオシャンティなのか?そんなワケがない。なら、やっぱりなぜ……? 

 

もしこのアングルを『顔を映さない、背から撮ることで否を表している』のであればこのヒューベルトのシーンからは『本当は殺したくはなかった(本編よりかは親子仲はまともだった?それほど悪くはなかった?捕縛の時は止むを得ず父を手にかけた)』ともとれるのではないでしょうか。

 

このあたりはベストラ家の考察が含まれるのであまり広げられませんが、少なくとも、捕縛当時、ヒューベルトの台詞以外の事ややり取りが起こっており、当事者であったヒューベルトには別な目的や選択肢があり、それを優先し選択したんだろう事は想像に難くありません。(ベストラ家DLC待ってます)

また、彼に何か『ヒューベルト父を仕留めておかなくてはならない理由』があったようでもあります。闇蠢に乗っ取られる前に(自分たちの敵として出てくる前に)エルの邪魔者に成り下がる前に始末しておきたかった……とか、エルの覇業をスムースに進める為だけに(自分が宮内卿の位置を得るただそれだけのために)更迭監禁では不確実なので、事のついでにしっかりと自分で始末したのかもしれない。死人に口無しですから真実は現場に居合わせたベストラ工兵とヒューベルトしか知らないのでしょうが……(どさくさに紛れて宮内卿の地位ゲットがヒューベルトらしい気がする)

 

◼️フェルディナントの場合

※1月末頃にツイッターで垂れたものです

曰く、“後ろ暗い”系に関するような決着関連での会話で意図的に目を撮さないカメラワークをしているのではというシーンの数々(ここまで抜粋)

 

フェルディナントは明朗快活なキャラなので、いつだってその整った顔と張った大声は欠かせないはずですが、こうして目を隠されています。あれれー?まーた、喋ってる最中の人の目を映してないじゃないか

 

◼️他には?

※1月末頃にツイッターで垂れたものです

これとか分かりやすい。慈悲とかいう【けど!】【本当は…】の優しさと甘ったれがあるから正面からは撮さない。が、本人の意思の強さに関連する所では顔を映す。これはωが死亡を示唆するシーンで死者の顔をあまり撮さない伝統に則った示唆の手法と同じに感じる(ここまで抜粋)

 

上記以外、この件についてのツイートをシャープに加筆訂正↓ 

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任せてくれ、までは映すのにほらまた……

単に髪型というなら、映像も含めた作品で顔が見えない画角を徹底する必要があるのかって話になる。

カメラのアングル変えてきちんと映してやれよってなるじゃん?違うんだよ、これ徹底してあるんだよ。ωの味がすんだよなー

ωに染まった無双プレイヤーなら巨星落つとか無双6曹操が死ぬとか無双6郭嘉が死ぬとかのカットシーンで顔撮されてないあのωの示唆の手法を知ってるからこれが伝わるはず 

これは無双のカメラワークに何らかの魂が移ったかのような劇的変化のあった三國6無双から特に目立つ表現なんだなぁ。6からエンジンやスペックの都合がついてよりムービーチックになったというか、表情だけでなく身振り手振りに加えて画面内情報に心理描写が多くなったんだなー

なんなら『あなたのせいで逃がしたじゃないですか(モニカ)』の小首をかしげて手を使い詰め寄るモーションは、無双では、顔アリが宴席で酒を片手に台詞なしで他の人と話してる時に『どういうことです?』って責めてる時のコンパチモーション(ここまで抜粋)

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◼️フェルディナントは優しい

戸惑いや迷いを自分なりにコントロールして、父の事も割りきっているつもりだったけど、殆んどのシーンにヒューベルトが居ることから、皆(特にヒューベルト)には丸分かりで、ヒューベルトがメリセウスのエーギル父と子の決着にまで念押し釘刺し監視についてくるんだから、フェルディナントが普段どれだけ皆に優しく、そして甘い判断を繰り返してきたのかが解る(これは二年後であるから成長途中という事で)。ただそれを直接語らせずに画角で表現しユーザーに汲み取らせようという試みは、テクニックこそ二番煎じだろうともキャラクターの深掘りにはとえも良かったなと思う次第!

 

今は無双6が実機かPSnowでしか出来ないので確認や検証画像等を出すのは難しいですが、こうして見て貰うと皆さんにも解るのではないかと。贔屓学級の『これは!』なシーンが見つけられるはず。

 

とはいえ全ルートやりましたが他ルートではクロードもディミトリも策以外では案外開けっ広げなので、これをしてるのは無双ではフェルディナントとヒューベルト、もしくはプカプカ浮いてる匂わせラルヴァぐらいしか記憶にないです。本編では舞踏会後のレアが一度立ち止まるけど、あれはただの匂わせだし無双のラルヴァに至っては黙りコクるからな。君たちは明らか匂わせだから別にいい。

(もちろんエーデルガルトも闇蠢と決別してからはシェズへの対応以外では誰とも面と向かって話しています。ザラ闇では休戦下なので本音を言うほどに)

 

しかしよりにもよってこの示唆で多く描かれているのが帝国の双璧とは。無双スタッフに帝国好きが多いのだろうか?お?お?

 

◼️だからその含みは反則

フェルディナントの場合は父の事関連だからいいのですが、ヒューベルト関連でこの手法で示唆されるとペストラ家の闇がより深くなってしまう。というかなった。リシテア支援での弟妹発言で更に。

別にDLCがあって語られるわけでもないのに、そんなに伏せてどうするんだ。そんなにされたら気になるってもんです。↓ベストラ家の事を少し書いてるので興味があったら見てやってほしい 

 

無双の友愛スキルから見るヒューベルト=フォン=ベストラ及びベストラ家(前も書いたけどふせったーに改めて)の事

※腐要素なし
https://fse.tw/EfoawI7u#all

 

DLCまだかなー……