【全力で攻撃だ】

ゲームの事をなんとなく

手間かかり長芋餅

今や普通におかずとして根付いた芋餅(だいこん餅)ですが、本場北海道ではバターで焼いて(砂糖)醤油で食べるのがメジャー。と、そんな北海道からのルーツが多々ある青森では長芋を使った長芋餅が存在する(実は名産)。道の駅で投げ売り状態の長芋を、こちらでは手間隙かけてわざわざ餅にする家があるとかないとか。BBA達ガチ勢は一段目に芋、二段目にもち米とガスに蒸し器を建ててやってたりする。

むりぃー……。これもぼくの世代からは作れない人の方が多い(面倒だから)。しかしながらめちゃくちゃ旨い。旨いので簡単な方法を書いておく。 

 

◼️暇と金がある時だけ作れ!

材料

長芋1本~半分(サイズ感難しい)

片栗粉(多め)

塩(餅自体への味付け用)

水(お湯)

↑長芋餅だけならこれだけ

+耐熱性のある器2個(加熱用と混ぜる用)

+耐熱サランラップやシリコン蓋

 

◼️芋餅のベースが長芋になったやつ!!

簡単な話、皮剥いた長芋を蒸して潰して片栗粉と塩を混ぜて整えてフライパンで焼く。ほらみろ簡単だろう。でも蒸すのはちょっと……。だからレンチンしよう。根菜モードの強めで。

 

◼️何回チンチンさすねん……

皮を剥いて2センチ幅に輪切りにした長芋を更に『半月🌓か、イチョウ🍕か、賽の目🎲』切りにする。芯まで早く火を通りやすくするため。ここはレンジ側の火力依存(料理人の財力依存)なので、普通のレンジだよって時は賽の目イチョウ、20万近くするスチームレンジオープンやぞ!って時はそもそも厚めにして半月に。(なおスチームレンジオープンはスチームで使うと水気が残って錆びて壊れやすい。つか壊れた。兼ねてる家電は買うな。特化型を買え!)

 

耐熱性のある器に切った長芋を入れる。焦げ防止で水も少し。耐熱ラップやシリコン蓋をして、レンジで蒸かし芋を作る手順でピピピしておまかせする。芋蒸かしモードで焦げないように水を入れて加熱しろとしか言えない。柔らかさは、サクサクとした抵抗がなくホクホクと菜箸が通るくらいまで。

およそ人生で初めて長芋を蒸したって人の方が多いだろうが、長芋は生で食べられるが、ホクホクになるまで加熱するのには結構時間がかかるお野菜なのである。なので初見レンジ勢は何度もレンチンしてしまう事になる。ティファールなんかの蒸し器があるならそちらでホクホクに。地元のBBA勢は遠慮せずに蒸し器で蒸していい。蒸したてのもち米に塩をかけて食いながら試して欲しい

 

◼️怪我、やけど、打ち身……

ホクホクになった長芋を別な耐熱性のある器に移して麺棒やマッシャーで潰す。加熱したての器でそのまま混ぜると熱いし壊れるから、ここはひとまず別な容器に移して混ぜたい所。多めの片栗粉と適量の塩、粉っぽさを無くす差し水はこのタイミングで入れる(べちょべちょにならないように)。塩は下味になるから、片栗粉を入れる前に混ぜて『この肉じゃがコロッケほんの少し味薄いな』ぐらいの気持ちで。普段料理しない人は『この肉じゃがコロッケ味薄いやないかババア!!』ぐらいの気持ちになる程度で。

なぜならこれはあくまで『餅』なので味付けをして食べるもの。ここで濃くしたらいかんのです。味付けは、後から一応薄められはしますが、『混ぜてからは引き算が出来ない』ので、控えめ控えめでやっていくのがいい。エンコつめたヤクザの小指の先の肉ぐらいの潰し残しならセーフ。崩れないようにしますさせます。

 

◼️長芋ディノレド

混ぜてる間にあら熱が取れてるだろう。塩と片栗粉を入れたマッシュ長芋をラップに広げて包む。長細く、かまぼこか楕円形のランチョンミートを作るみたくラップの真ん中にマッシュ長芋をのせて、包んで、両端を持ってテーブルでクルクルクルと巻く。

この時に空気を抜きたいので適度に打ちつける。その結果楕円型になります。あと、円柱より楕円の方がお箸で掴みやすい。いい感じに成形出来たらこれを冷やす。(広がらないよう中尾彬を下にして)目安は『片手で持って軽く振るとブルンブルンするぐらい』『冷えて寝ている所をつついたら抵抗をみせるぐらい』。繋ぎとして片栗粉を入れているので冷えて固まると根性のあるゼリーみたくブルンブルンになる。長芋ディノレドの完成である。 

 

◼️根性入れろ!

固まった長芋ディノレドを切り餅のように切り分けていく。これを油で焼くとモッチモチの芋餅が出来る。バター醤油 砂糖醤油 田楽味噌 キムチの素 海苔を巻いて磯辺巻き、など好みの味で!

 

◼️まだ少しだけ続くんじゃ

鶏ガラで出汁をとって、

ニンジン まいたけ しいたけ ゴボウ だいこん 鶏モモなどを入れた汁に、焼いた長芋餅を入れると旨い。なんなら、すいとん感覚で焼かずに煮ても旨い。戦後に飽きるほど食べたとかで、すいとんにトラウマや苦手意識のある世代がいるが、長芋餅にすると食べる。こうして汁に入れる前提だから片栗粉は多めに。片栗粉で作るわらび餅なんかをイメージすると、煮ても崩れないのが理解出来るはず。実はじゃがいもの芋餅は煮るには適さないレシピ。長芋餅は煮れるから強みが一つある状態。(あまりグツグツすると砕ける)

 

◼️写真ないのが致命的だよな

まずな……。でもまあ、料理してる人ならイメージ出来るだろうぐらいには簡単。手間はかかるけど!