【全力で攻撃だ】

ゲームの事をなんとなく

6周160時間で真END(もう8周目中盤)

ネタバレ等を含みます
 
  
 
完走した感想は
『あー、花嫁衣装な!!(本当にこれ)』
そら6周のうち2周ミスした挙げ句
「ここを金策スポットにすれば~」
とかやってると160時間の間に
花嫁衣装の事なんか忘れるもんだよ
多分30時間は金策関連だと思う
なんなら体験版入れるともっといく
 
周回でローゼルの村に行こうとも
足許に岩塩隠してる爺のせいで
ジェロムの気風の良さも霞む。
スキップ対象にもなるわ
 
終わり方としては綺麗に纏まったのだと
感じるものの、個人的に
エスフロスト方面に少しばかりの
しこりを感じる
なので、エスフロストやグスタドルフ
に関して書いてみたい
  
 
というのも、ベネディクトルートでは
グスタドルフ絶殺マンのロランが
抜けているので対エスフロスト
対グスタドルフにおいて譲歩が見られる
 
更にはここで一度
グスタドルフと共闘している
大鐘砲で盾壊すとこ雰囲気悪く無かったよ? 
 
真ルートのグスタドルフ生きてちゃダメ?
あ、そう……そうだろうね。酷いもんね  
 
あのくだりの中のグスタドルフの姿は
かなり印象的で、ロランの話がなければ
こんなに丸く収まるのに、真ルートでは
やはり断罪されて終わっていた。
実際指揮したり殺したり手篭めにしたりと
火種を作ってるのはグスタドルフだから
真で罪を暴かれて排除されるのも
しゃーないし残当なのは解ってる 
  
ベネディクトルートの新ノゼリア、
新グリンブルクは収まるにしても
全ての持たざる者にいきなり富が
降ってくるワケでもなく、一定の水準未満の 弱者は淘汰されいくだけの
体のいいエスフロストになっていたように
思う。トライアングルストラテジーの最後の
分岐からは完璧に思想の問題に
すり変わってた。ならなんでグスタドルフの
思想は許されないのか、と。
沢山の命を弄んだから?しかし待って欲しい
もしかしたらあの偽死体のロランは
ロランにも居るであろう影武者が、
ベネディクト等に騙されて
殺されたのかもしれないんだぞ。
(私はこのベネディクトルートと
ロランルート堪らんぐらい好き)
見えていない罪は裁かれなくていいのか?
 
ほらね?きりがないよ。難しいよね。 
   
 
ベネディクトルートの新ノゼリアでは
グスタドルフが改心して鉄の鉱脈と
図書館解放して、採掘アルバイト募集の
通り雇ってあげるだけでいいんだよ。
君はその監督……それでいいね?
え、嫌かい?!身の程知ってくれ
 
 
岩塩については、グスタドルフは
オルレアの話を聞くに可能性は感じて
いたが、見つけるには至らない状態。
ハイサンドへの牽制でフレデリカを
政略結婚に出して万が一を考えて
採掘の様子見てたけど、本当に岩塩出てきて
「早まったというべきか」なんて言ってる
「俺は知ってたし?最初から知ってたけど」
一応は考えて密偵使ったりしてたから
全く埒外ではないんだよね。この点は
ローゼルを身内に持ったアドバンテージで
完璧に他2国を出し抜いていた 
欲張ったねー勿体ないねー大人気ないねー
 
後に共同採掘で岩塩を見つけた所から
グスタドルフ自身の歯車が狂い出した。
 
自国を守るのに政略結婚をするのは
普通なのでそこまでは手が回っていたけど、
いきなり岩塩が手に入ったもんだから
浮き足だってしまって、岩塩の発見を
隠匿するために後先考えずに
場渡り的にやるしかなく
タラースやそこら辺だけに言うに止め
内密にしたが故に少ない身内を通じての
手段しか取れずに自壊した所を、
家族の敵なり息子の仇なりで
天誅されてしまった。
因果が下ったんだろう  
 
主人公補正なんて最後だけで
ウォルホートはやられるばかりだったけど
セレノアとベネディクトが奮戦した結果
グスタドルフを後手にした。
グスタドルフが勝てるチャンスは
岩塩発見の時点では
いくらでもあったのにね 
 
★若く経験も少ないが仕事はするものの
 やっぱり威を借るタラース
★金満強欲穀潰しで役立たずのエリカ
★駒として政略結婚に出された
 世間知らずのフレデリカ
★孤児故に国につきはしたが
 グスタドルフについている訳ではない
 アヴローラ
★貶められたうえに息子を殺された
 スヴァローグ
★家族のためにただただ愚直に
 国に尽くしていたシクレス 
 
うーん。この…
実力主義は悪くないけど、個をモノとして
扱うからあんな事になるのよ
 
タラースはグスタドルフに認めて貰いたい
その一心が大爆発していただけで、
宰相としてはアレだけど仕事はしてた 
 
グスタドルフが味方と呼べる者は
身内以外ほとんど居なかったのは事実。
駒なら居たのも事実。
表向きの姿だけであればエスフロストを
好きだった国民が居たのもまた事実。
グスタドルフの提唱する自由を知って
自国の縛りから解放されたくなった
グリンブルク民が居たのも事実。
 
    
ベネディクトルートではグスタドルフが
ドラガンの手記をしっかり読んで
いなかった事が解るけど、読んだ所で 
結果は同じだったのも
グスタドルフ自身と彼を取り巻く環境で解る。
ドラガンを宰相にしておけばと言うが
それではタラースエリカが煩いから
どうしても上手くはいかないと思う
 
 
ロラン差し出し分岐では
二十歳のロランよりも年下のコーデリア
妻にして、ここまでは解るが
「か弱き者を弄ぶ」ときた。しかも
「来い」と誘い、子供が出来れば
儲けもんとばかりにコーデリアを傷物にし
(そう見えるあれは)
手段を選ばずやりたい放題。
ローゼル引き渡すあたりの緑イベント)
 
  
敵国(占領下)との間に子供を作って
弱味を握らせるのも手段ではあるけど
まともな軍師が居たらそんな事は
させない。しっぺ返しが痛すぎる。 
悪役特有の間抜けムーブ。
なんでわざわざ余計な証拠を自ら
生み出してしまうのか。 
 
ドラガンの件もそうよ。
きちんと話をすれば良かったのに、
ドラガンの独り走りを、解ったフリだけして
利用して、独りで事を進めてしまったりと
いかにグスタドルフが
ぼっちだったのかが解る
悪役は基本ほうれんそうが足りん
 
自分ひとりで騒いで自滅しただけ。
足りなかったなー軍師が!タラースでは
力不足だよね。ドラガン未採用ではなく
スヴァローグの更迭が裏目に出たな。 
  
でもボク見ちゃったんだ
ベネディクトルートのマイルドな
グスタドルフを!
 
ライラ等は生きて償う事を許されたのに
グスタドルフはエスフロストの中の事として
ズヴァローグに討たせて手討ちで終わる
 
綺麗に事が終わったように見えるかい?
でもあのシーンでは捨て去ったはずの
私怨を感じるんだよな。ズヴァローグの心を
隠れ蓑にしたロランの私怨をさ?  
 
全く無くしたとは言い切れんやろ
敵討ちしたてホヤホヤやで?
ロランは民の上に立つ者だからなのか
どのルートでもミソがつくよな。 
    
 
真ENDの形としては
セレノアはセレノアのまま
ロランも王族のまま
フレデリカも嫁いだ当時のまま
ベネディクトも家臣で終わる
 
街焼いたか焼かないかで違うようですが
場所的に武闘大会の後に時間が戻ったかの
ような演出で平穏な終わりになったけど
もちろんそこにグスタドルフは居ない。
要らない子なんだなー。
 
ライラの件は完璧にシナリオ側のオマケで
子供のコハクを仲間に引き入れる流れを
作った手前殺す訳にはいかなかったのも
あるだろうけど、
ローゼルや異端者達をエルフリックにして
いた罪はペイ出来ないはず。なのに
生きることを許されたのは 
お医者としての能力が「民」の
為になるのなら、とお目こぼしして
貰ったから、というのは表向きで実際は
グリンブルクを取り戻すのに譲って貰った
エルフリックのお礼だな。
ライラの命を取らないのはセレノアの
寛大さもあるだろうが、なにより
民心を離さないため。これに尽きる
個人の功績は別で認めてやらないと
いずれすれ違いが起こる。あとで
ベネディクトがそう言ったのなんて
見なくても解る
     
仲間になったアヴローラが
ああしていくのも彼女がこれから
「民」が認めてくれるまで
己の時間を捧げるその覚悟の姿勢が
おチビと犬に伝わったから。
ライラやアヴローラは根っから悪い人では
ないのは挿話から解るのだけど、
グスタドルフには挿話や深掘りがないので
見たまま、感じたままのグスタドルフで
しか判断が難しい。これが本当に可哀想。 
敵の深掘りも欲しかったけど、
そこを明かさなかったからこそ
信念を選ぶゲームが成り立ったんだよな。
深掘り、挿話は私情を生むからなー
 
ただ、タラースとエリカを見ると
あの血族とエスフロストはかなり歪んだ
環境だったんだなと思う。
正常ではないのはわかるw
 
でも、理想の国家のために
「これが理想なんや」と民に発して
着いてこれないやつは助けられん、と
所謂「他所は他所、ウチはウチ」で
統治出来ていたからグスタドルフは
為政者としてはロランより格段に上 
 
ベネディクトルートの貧困層のように
やはり上と下が出来てしまっているけど、
ハイサンドのように下を強制的に
引き留めたりはしていないのだから、
エスフロストも国としては悪くない。
  
 
FF零式でのキャッチコピーですが 
 
人は生まれる時代も世界も
選ぶ事は出来ない
しかしどう生きるかを
決める事は出来る 
 
てのがありました。 
  
人の生はどの国の人にも等しく
与えられているはずの自由であり、
塩湖で労働させられていたローゼル
編纂や何代にも渉る洗脳で
心が折られていますが、大塩柱を見た時の
ように奮い立つ事は可能だったはず 
 
ただ彼らの一族はオルレアのように
「旗持ち」になる事を恐れたから
ローゼルの時が止まっただけで
彼らは自由を勝ち取る生き方は選べたのに
それをしない道を選んだ。なのに文句を言う。成してもしないのにローゼルはちょっと
欲しがりが過ぎるのでは?
 
ほくはそんな欲しがりのローゼルよりかは
修羅の道であろうとも自ら掲げた旗を
下ろそうとはしなかったグスタドルフの
ほうに好感持てるんだよね
   
  
トライアングルストラテジー
個人的には「旗持ち」の話で
セレノアの技の
「集え!ウォルホートの旗の下に」
この指とまれ!)が全てに思える 
 
ウォルホート領主というよりも、
ただの道具である天秤には頼らず
自らの意思で決断して旗を掲げる
揺るがぬそれこそが信念であると、
各ルート毎に語っているんだなぁ 
 
ぼく2月に言ってた。
天秤で決めた事から逃げんなよって。
ほら、やっぱり天秤要らなかった! 
  
大きくぶつかって袂を別つのも
仕方のない事だったけど、それだって
他の国でも他の人でも同じことが
起こっていたはずで、今回はその焦点が
セレノアの周りに当たっていただけ
 
グスタドルフも今回のやりようが
マズかっただけで、エスフロスト公国の
リーダーとしてだけでなら上手くやれてた
からね。国は一応成り立っていた
彼の信念は少しだろうと民に受け入れ
られていた。
 
昔の大戦もエスフロストが始めたみたいだし、鉄以外で困窮してるからこの国は
どのタイミングであろうと
だれが統治しようと、いずれ絶対に
戦争は起こすだろうけどもね
 
エスフロストって街亭の蜀みたいなんだよね。資源に貧しいから国土を広げる事も出来ず、
引きこもってるしかないから更に
困窮するのがまさに水源絶たれた蜀。
 
(街亭は馬謖諸葛亮の両方が
ギルティなだけ) 
  
 
ところで、みんな思ってないかな?
そもそもエスフロストは
土地(位置)が悪いって!
 
見た感じ露天掘りしてたら鉄鉱脈見つけて
居住区とか作ったのを発展させて、
門を作って鉄を守る要塞にした?のかな 
スチールとかも出てそうだけどね。 
もう少し掘り下げていれば岩塩出たのに!
 
だから爆裂丸を作ったんだけども、
求人を見るに人手を募るにしては
貧困層の人々が立ち行かない感じになってる。
とすると鉄自体は埋まってるけど
使う分として一度に掘り出していた産出量は
既に減ってたんじゃないかな?と思う。
 
しかも価値としては塩>>>>>>鉄だもんな
どうしようともグスタドルフが
覇を敷くエスフロストには
未来はなかったんだな
   
 
やっぱエスフロストやグスタドルフは
グリンブルクに降るしかないんだろうなー
 
長いのでこの感想は一度ここで終わって
もっと周回して、見る角度を変えて
また書きたいと思う。画集なり
資料なりを買わなくてはね!!